地域の子育て講座に参加してきた

がっつり子育ての話なので興味ない方はすっ飛ばしてください。

地域の子育て講座に参加

私が住んでいる福岡県宗像市にあるメイトム宗像という地域の子育て支援施設のようなところがあるのですが、そちらで昨日、子育て講座がありましたので家族で参加しました。

イベント詳細です。

最初の1時間はメイトム宗像の職員の方々に子供を預かってもらい、熊丸みつ子さんの子育てに関する講演を拝聴し、後半の1時間は子供と一緒に広いホールで参加者全員で遊ぶというものでした。

講師の熊丸みつ子さん、全国各地をまわり年に700講演以上お話されているとのことでした(すごい!)。20年ほど幼稚園教諭もされていたそうです。子育てに奮闘している親御さんや、学校に呼ばれて小・中・高校生に対してもお話もされている方で、息をもつかせぬメリハリの効いたしゃべりで笑いを交えながらお話してくださいました。

結論から言うと

結論から言うと、すごく良かったです。妻は泣きながらうんうんとお話を聞いていました。私もすごく心を打たれてこれからの子育てに活かして行きたいと思いました。何個か心に残ったフレーズがありました。

  • 子供はいうことを聞かないのが当たり前
  • 子供は愛されるタンクのようなものを持っている
  • 叱らない子育てはありえない
  • 子供は親だけが育てるものではない

いろいろ忘れないうちに書き記しておきたいと思い、キーボードを走らせました。

子供はいうことを聞かないのが当たり前

こっちにきなさい→こない、ご飯食べなさい→食べない、早く寝なさい→寝ない、というのはごくごく普通で、それを母親がガミガミ叱っているのも正常で順調な証拠。イライラするのは大人の都合のいいように子供が動かないから。でもそれも順調。

自立する力、土台を作るために大人たちをイライラさせ手間をかけさせるけど、手間をかけさせた分だけ子供は親からの愛情を受けとめてすくすくと育っていくと言っていました。

子供は愛されるタンクのようなものを持っている

思春期の子供たちによる卑劣な事件等が目立っていますが、あれは子供が大人に愛されていないと感じていてもっと自分のことを見てほしい、叱ってほしいという気持ちがそうさせていると言っていました。叱られていないから人の痛みがわからない子供が増えている。

子供は愛されるタンクのようなものを持っていて、それが満たされていないから爆発してしまったり将来親になった時に子供をどう愛していいかわからずうまく育てられなかったりするそうです。

叱らない子育てはありえない

最近、叱らない子育てという言葉をよく耳にします。私もよく聞き、叱らないほうがいいのかなとか褒めて伸ばすほうがよいのかとか悩んだりします。熊丸さんはそれはありえないと言っていました。叱るということは社会のルールや危険なこと、やってはいけないことを教えることで必要不可欠なものだそうです。

「叱らない子育て」を履き違えた親たちが子供が他人にどんなに迷惑をかけようが、「私は叱らない教育方針だから」と子供を叱らず自由にさせているところをたまに見かけますが、なんかそれは大人のエゴで都合のいいように捉えているだけでめんどくさがってるだけな気がしました。

子供は親だけが育てるものではない

昔は地域みんなで子供を育てていてダメなことは他人の子供でも叱り、親が大変そうなら周りが助ける。今はそれがないから親だけで子供を育てなくてはいけない環境になっていて、育てるのが難しい時代になっている。

昔のほうがよかったという話ではなく、親だけで育てていると思っても実はおじいちゃんおばあちゃんや親戚、幼稚園、保育園の先生、学校の先生いろんな大人に関わって生活しているから、それを大事にして関わる全ての大人を巻き込んで子供を育てるということを考えたほうがいいということを言っていました。

考えたこと

子供をどう接して育てていけば考えたと同時に、自分自身こういう人間に育ったというのは、小さい時に自分たちの親が一生懸命育ててくれたからということを改めて感じました。ブログにはその辺りは書きませんが、もう一度当時のこととかを思い出してちょっと考えようかなと思いました。

正論、綺麗事と感じる方もいるかもしれませんが、子供の前では日頃の疲れとイライラから当たり前のことが本当に見えなくなります。でも逃げずに諦めず毎日ガミガミ子供に伝えていかなくてはいけないと認識しました。

まとめ

がっっっつり子育てについての話になってしまいました。なんか読み返してみるとポエムみたいな感じもしてきましたが、子供を育てることによって自分達の考え方や忍耐力も成長させられているような感じがします。

うちはまだ1歳でそこまで自我もないのでまだまだ可愛いものですが、これからイヤイヤ期に入りイライラすることが相当増えると思います。ただ学生や独身の時では考えられなかったことを今していると思うし、この先どうなっていくのかも全くわかりませんが、せっかくもらった人生のいい機会なので精一杯楽しみたいと思います!